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2006年10月 5日 (木)

日浦山

安芸郡海田町にある「日浦山」に登って来ました。

海田町国道二号線から、JR「かいたいち」駅方向へ曲がり、
正面に小じんまりとそびえる山が日浦山です。
山頂に岩が点在していてとても楽しそうです。
瀬野川をまたぐ橋を渡り、JRの踏み切りを越えて、
曲がりくねった狭い道路を山の方向へ進めば、県道に当たります。
日浦山には登山道がAコースからEコースまであるそうです。
C、Dルートは、駐車場がありそうなのでそこを目指します。
県道を瀬野方面に向かって山を左手に見ながら進むこと5分少々。
ほどなく、Dルートのある「ふるさと舘」への案内板がありました。

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ふるさと舘の敷地の駐車場に車を止めさせていただき、
二股の大くすのきを写真に収めながら、
Dコース案内表示に従って、コンクリートの道を登り始めました。

民家のすぐ横は竹林、小川も流れていて、これぞ田舎道です。
段々の畑は、獣避けに竹の柵や、金網、バリケードを張っています。

「あら、ひとり?」
入山するすぐ手前の畑仕事をしていた地元の方が、
物珍しいのか気さくに話しかけてくれます。
「まぁ、この時間なら熊に出会わんとは思うけど。」

えっ、熊が出るんですか?

「おるわいね。イノシシもおるよ。ほら、この地面を掘り返した痕は、イノシシの仕業じゃ。」
「ここらの野菜も気をつけよぉらんと、すぐにイノシシに食べられてしまうんじゃ。」

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そういわれて畑に目をやれば、確かに地面を掘り起こした痕があります。
この時点で、もう私は諦めて引き返そうかと思いました(笑)
しかし、折角早起きしておにぎりも握ってきたのです!
熊避けの鈴を出来るだけ鳴らしながら、
人間が通りかかることをアピールしながら登れば、
くまもイノシシも寄ってこないのではないかと思い直して出発しました。
実際、ラジオを鳴らしながらも、動物避けには効果あるそうです。

頂上まで750メートルという標識に励まされながらどんどん登っていきます。
でも、さすがに1人は心細いです。
知らず知らずに独り言を呟いてしまいます(不気味です)
足元や周辺の獣の気配を気にしすぎるあまり、
正面に立ちはだかる蜘蛛の巣に気がつくことが遅れてしまうことといったら!
もし、私がか弱い蝶々ならば、すでに3回は蜘蛛の餌食になっています。
流石に三回も顔に蜘蛛の巣を被ってしまったので、ちょっと学習して、
小枝を振り回しながら前進することにしました。
「蜘蛛さん、ゴメン、どいて!!!」
非情にも、容赦なく蜘蛛の巣を叩き落としながら、前進…
そして、イノシシのウンコ…
未確認侵入者を知らせる小鳥たちの一斉のさえずり…
突然に乱入してくる人間の存在は、森にとって異物でしかありませぬな。

Cコースとの合流地点から少し頑張ると、見晴らしの良いところへ出てきました。
ここまでくると、なだらかな尾根道で、登りもゆるくなります。

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「ひとやすみ、ひとやすみ。」
持ってきた珈琲を一口飲んで、休憩します。

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そして、さらに蜘蛛の巣と格闘しながら、登っていくと、
登山道も展望の良い場所や、面白い岩。

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視界も開けて足を運ぶのが俄然楽しくなってきます。

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「何だ、お前。」
ごっ、ごめんなさいっ!
カマキリに睨まれて竦み上がり…

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かつて、山火事があった傷跡も残っています。
黒コゲの幹の側から、緑も再生しています。

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頂上はそれほど広くもないですけど、ほどほどに木陰もあり、展望も素晴らしいです。
点在する岩や、木陰に腰掛用に準備された丸太椅子が居心地を良くしてくれていました。

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持参したおにぎりと、珈琲を頂きながら、
はるか瀬戸内海の島々やら、広島の町やら、
瀬野川の川べりの町並みを眺めました。

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こんな良い場所が広島近郊にあったとはです。
標高も345メートルと上りやすく、おすすめです。
9時半に登り始めて、亀ペースで登って11時に山頂へ到着しました。
下りは30分強もあれが降りることできたと思います。
ただし、1人でよりは、蜘蛛の巣避けに、
誰かもう1人犠牲者を同伴することを強くおすすめします(笑)

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今回の旅の友は、この棒きれです。
蜘蛛の巣を私の代わりに一身に引き受けてくれました。
ありがとうよっっヾ(=^▽^=)ノ

日浦山の場所はこちら↓

おまけ

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コメント

こんにちは
山は良いですね、何時か登りたいと思いつつもう数年山には登ってないです。
カマキリさん上手く撮れてますね、山火事の後の焦げ目が見ようによっては人の顔にも見えますね。

投稿: uchin326 | 2006年10月 5日 (木) 17時26分

simaちゃん、こんばんわ♪
山頂からの景色に、しばし見入ってしまいました~(^^
それ程高くない山からの景色は、町並みがよく見えて絶景ですね。
私もカメラ持って、裏山に登ってこようかなんて、無謀なことを考えちゃいましたよ~。

くもの巣といえば、私、朝一番に外を歩く時は、毎回くもの巣にひっかかてしまうのよ。
で、ひっかかってから、あ・そうだった! って思い出すの。
何年も同じことを繰り返す、懲りないヒトでした(^^;ゞ
simaちゃん、くもの巣よけの大切な方と、また早く山登りできるといいですね♪

…クマやイノシシとのありがたくない出会いがなくて、よかったヨカッタ(^^

投稿: SHIKO | 2006年10月 5日 (木) 20時01分

広島湾が一望の下に見られるなんていいですね。

しかし、1時間半かぁ。
歩かない山登りを目指す身としては想像外です (ぉぃ

投稿: グワ | 2006年10月 5日 (木) 20時44分

uchin326さん
山は良いですね。登るといつも気持が洗われるようです。
今回はお天気にも恵まれて、最高の登山日和になりました。
鈍った体にはデジカメがとても重かったです。
カマキリも、顔に焦点を当てたつもりが、
パソコンに取り込んでみたら、お腹にピントが合っていました。
まぁ、カメラ目線がもらえただけでもヨシ♪としましょうか♪
焦げ目のある枯れ木が点在する中腹が見えました。
自然の再生能力には目を見張ります。
本当ですね!人の顔にも見えますね。


投稿: simamama | 2006年10月 7日 (土) 00時26分

SHIKOちゃんへ
無謀なたくらみとは一体なにやら、あとで報告を読むのが楽しみな私です♪裏山のぼりも楽しそうです。
SHIKOちゃんのことだから、きっと素敵なエピソード付きの、企てなんだろうなぁと思います。
そうそう、標高の高い山だと、山肌ばかりが見えて、それも絶景なのですけど、低山の魅力がまさにそれです。
町並みまでくっきり見えるから景色を眺めるのも楽しいのですよね。ああ、あの道を通って来たんだなぁとか、某場所はどこだ~とか、某店はあそこか~とか(笑)
蜘蛛避けの御方は必然ですね(ひどい)
だって、こっちを払ったと思って振り返ればアチラにも・・・
蜘蛛もいい迷惑だったことと思います。
そしてその蜘蛛の巣に蝶がかかるところを、2、3回目撃したのですけど、蝶って案外強いってことを知りました。
激しく羽ばたいて、糸を振り切って逃げちゃうんですね。
そのあとには巣をめちゃめちゃにされて、唖然としてる蜘蛛の姿が…。蜘蛛もえさにありつくには、ただ待っているだけではダメな場合もあるみたいです。うむ、生きるって大変だ。
熊もイノシシも出会わなくてよかったです。
私は物の怪姫みたいに、おことぬしさまと交わす言葉を知らないし。
きっと、出会っても友情を育むことは無理だと(無理です普通・・・)

投稿: simamama | 2006年10月 7日 (土) 00時39分

グワさんへ
広島湾を一望するならば、ちょいと船に乗って安芸の小富士とか、いやいや、展望写真のやや右中央に移っている黄金山からも充分素晴らしい展望が。
ちなみに、黄金山は車で頂上まで登れます。

一時間半は、はっきりいってかかりすぎです(笑)
ちょっとカマキリや、岩場で遊びすぎました。
グワンチェさんや、島パパだったら、
きっと40分もかからない行程だと思います♪
A,Bコースからは、お地蔵様を拝みながらの、お遍路さん巡りっぽい雰囲気がある様子なので、また機会を見つけて今度はそちらの登山道から再登しようと思ってます。
ただ、駐車場が微妙なので、電車かなぁ、とも。

投稿: simamama | 2006年10月 7日 (土) 00時46分

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